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わかる パワー・トレーニング!  

『パワー・トレーニング・バイブル』を120%活用してみなさんがもっと速くなれるように、わかりやすくパワー・トレーニングについて説明します。

◆パワー・メーターをペーシングに活用する 2011.12.15

パワー・メーターのレースでの活用法としていちばん効果的なのが、ペーシングに活用することです。

ペーシングとは何かというと「一定のペースで走るように調整すること」です。例えばヒル・クライムやタイム・トライアルの時に少しでもタイムを縮めるための最大のコツは「一定のペースで走る」ことといわれています。その時の目安としてベストなのがパワーなのです。

というのも心拍数はその日の体調によって大きく変わりますしレース中に同じ強度で走っていても徐々に上がって行くので、あまり正確な目安とはいえません。またスピードは風や地形によってかなり大きく変動してしまうので、これも正確なペーシングの目安に使うのはやや無理があります。主観的運動強度(どのていどきつく感じるか?)は、かなり有力な手段になりますが、レースが長くなってくると身体はまだパワーを出せる状態なのに脳の疲労感が高まり(つまり主観的運動強度が高まり)、本当はもっとパワーを出し続けることができるはずなのに、スローダウンしてしまうということが起こり得ます。

しかしパワーであれば、その数字を維持している限りは同じ負荷を体にかけ続けることができます。その際に、自分が長時間出せる限界ギリギリの負荷(FTP:機能的作業閾値パワー)がわかっていれば、このパワーを維持することで自分の限界ギリギリのスピードでゴールまで走り切ることができます。こういった理由から「一定の負荷を正確に体にかけ続けるための目安」としてはパワーが最適だといえます。

トライアスロンの「バイク」もいわばタイム・トライアルで「一定のペースを維持すること」が勝敗に大きく影響する最重要ポイントなので、パワー・メーターがペーシング用機材としてひじょうによく活用されています。

またロード・レースでもパワー・メーターをペーシング機材として活用することができます。

例えば、レースの終盤で単独で逃げが決まり、あとはひたすらゴールを目指すだけといった状況が考えられます。自分がゴールまでの間に出し続けれるパワーの限界がわかっていれば、そのパワーを維持することで途中で失速しない限界ギリギリの最速スピードでゴールに向かって走れます。

また、レース中に急激なパワーの上下があると大切なエネルギー源のひとつである筋グリコーゲンがどんどん減っていきます。パワー・メーターを使って、このような急激なパワー・変動をなるべく少なくするように意識し極力一定のペースを保つようにすれば、勝負どころまで足を残せる確率を高められます。

ロード・レース中にパワー・メーターの数字を気にし過ぎるとレースに集中できませんし落車のリスクも高まるので、あまり見ない方がよいでしょう。しかし、先ほど説明したような局面などで活用すれば、レースでよりよい成績を残すための強力な武器になるはずです。

関連記事→肉体の疲労と疲労感(脳の疲労)は必ずしも一致しない
     筋グリコーゲン切れを防ぐ3つのアプローチ
     筋繊維と肝臓中のグリコーゲンがある限度以下に減少すると著しい疲労感が起こる



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