もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから(ほぼ)毎日紹介します。
◆楽していては絶対強くなれない 2011.10.29
参考文献:住田修・『funride(発行年月確認できず)』 住田道場(其の二)79頁・潟宴塔iーズ
「これはエエよォ」・『おめでとう&15分練習で学生日本一?』
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過去、様々なトレーニング方法が新たに開発され、科学的な手法にもとづく効率的な練習方法が確立されてきた。現在は、過去20年以上の実績がある心拍数トレーニングからパワートレーニングへの移行期といえる。日本でも機材の高価さにも関わらず少しずつパワートレーニングが普及しつつあるのは、ひとえに「速くなるのに効果的だ」と思え、実際に実績を出している人も多いからだろう。
パワートレーニングの長所のひとつは、心拍数ではわからなかった部分、特に2分未満の高強度インターバルの負荷を正確にモニタリングしながら実施できることや、やや長い例えば20分以上の長時間のインターバルでも一定の負荷を保てているかが正確にわかるので、強度管理がより正確になる点だ。強度管理が正確にできれば、体力アップにつながる負荷を適正にかけていくよう練習計画を立てて管理しやすくなる。そしてその計画を実行できれば、気温や体調やストレスなど様々な要因でかなり変動する心拍数を使った場合よりも、より合理的・科学的・効率的に練習できる可能性が高い。
しかし、適正な負荷がわかり計画を立てれたとしても、それを実行するのは心拍数ベースの時よりも普通はきつくなる。というのも、人間の体は刺激に反応して適合し強くなっていくが、より効率的に強くなるにはより強い刺激が必要になるからだ。つまり効率的に強くなればなろうとするほど、練習内容はきつくなるのが普通だ。その意味で「トレーニングはしんどい」という本質は今も昔も少しも変わっておらず、「楽していては絶対強くなれない」という事実も変わらない。
現シマノレーシング(旧東大)の西薗良太選手は、比較的短時間のパワートレーニングで効率的に強くなったことで有名だがそれには裏がある。それは、それだけ効率的に強くなるには、短時間に凝縮してかなり高い負荷をかけていたはずだということだ。その辛い練習を相当に強い意志と目的意識で日々やり切っていったから、その成果が出たのだと思われる。方法はわかったとして、それを実行しやり遂げれるかは結局は自分次第といえる。
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