もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから(ほぼ)毎日紹介します。
◆冬の高回転ペダリング練がレースで重いギアを高速で回す能力の養成につながる 2011.10.18
参考文献:ショーン・ケリー監修・『ザ ロードバイク レーシング』・P86・潟Xタジオ タック クリエイティブ
高回転トレーニングは様々な効用がある。よく知られているのは「スムーズで効率的なペダリングが身に付く」というものだ。ペダリングがスムーズにできなければおしりがサドルの上ではねてしまい高回転ペダリングを長時間維持できない。逆に高回転ペダリングができるようになれば、ペダリングスキルが上達したと言える。
また高回転ペダリンは普段から慣れておかなければ、いざレース中に高回転を長時間維持しなければならなくなった時、あっという間にバテてしまうことになる。またスプリントのように最高速をいかに伸ばすかが重要な時でも、ケイデンの上限が足かせとなりゴール前で伸びず鼻の差で負ける…といったことも起こり得る。
スプリントの場合について言えば、筋力が素晴らしく強い場合は理屈上「そこからさらにギアを落としトルクを上げること」で加速することは可能だ。しかし変速してから実際に加速し始めるまで僅かとはいえタイムラグがあることを考えるとスプリントの最終局面では現実的ではない。またアウター・ローでギアを回し切っていた場合は対処ができない。
高回転ペダリングは、日常的にウォーミングアップで取り入れるのがベストだが、シーズン全体で見ると、冬の間から始めておくとなおよい。冬はまだ体ができていないので、低トルク-高ケイデンスから始め、体力の向上に合わせて少しずつ歯数を増やしていく。そうすればレースシーズンまでに自然と重いギアも高速で回せるようになる。
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<本件記事の参考文献>
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