もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから(ほぼ)毎日紹介します。
◆コーチと一緒に練習すれば大きな成果が得られる 2011.10.05
参考文献:E・ボリセヴィチ著・『勝つための自転車レーステクニック』・P13・並木書房
本や雑誌に書かれた言葉は大きな助けになるが、実際にコーチと一緒に練習すれば、それ以上の成果が得られる。現実的には初心者であれば近くのチーム(ショップ主催のチームなど)に連絡を取り、一緒に喜んで教えてくれるコーチにつくことをお勧めする。
一人で練習しているだけでも、そこそこは速くなれる。しかしレースでは多くの選手と競い合う中で、一人での練習ではとてもかけられないような高負荷がかかるので、上のレベルに行けば行くほど単独練習だけでは限界が見えてくる。また今行っている練習が本当に目標のレースに向けて適切な内容なのかは、なかなか自分では判別できないことも多い。最悪の場合では、きついものの的外れな練習を延々とやり続けてしまうリスクもある。良いコーチ*につけば、的確な練習ができているかどうか、豊富な経験と知識や理論にもとづいたアドバイスを受ける事ができる。
*ロードレースのトレーニング以外にもウェイト・トレーニング、ストレッチ、有酸素運動トレーニング、インドア・トレーナーを使ったトレーニングの経験や知識に加え、生理学、解剖学、心理学までカバーしていれば最高のコーチと言える。
かなり経験を積んだロードレーサーであっても、何か問題があるときや客観的な意見を聞きたい時にはコーチに相談することが多い。限られた貴重な時間でもっと速くなろうとするのであれば、自分にあった良いコーチと練習仲間を見つけることが何より大切と言える。
<参考情報>
パワートレーニングのコーチングを行っている団体もあり。詳しくは以下リンク先をご参照。
Blue Wych:
http://www.bluewych.co.jp/…各種雑誌で有名な柿木さんご兄弟によるパワトレアドバイス
GranDiver:
http://www.grandiver.com/…ローラー台+PCを使ったマンツーマントレーニング
サニーフィッシュ:
http://www.sunny-fish.com/index.html トライアスリートとサイクリスト向けローラー貸出他
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トライアスリート向け雑誌『LUMINA 2011年11月号』でパワートレーニングの特集記事が組まれています。上記で紹介したBlue Wychの柿木さんご兄弟他パワトレのコーチ陣による対談もありクライマーやTT志向の方には参考になる情報が掲載されています。