もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから(ほぼ)毎日紹介します。
◆減量に成功すれば相対的なVO2maxは向上する 2011.09.18
参考サイト:TARMACBLOG:
http://tarmac2006.blog103.fc2.com/blog-entry-256.html
有酸素運動の上限がVO2maxであり、トレーニングを積むことでLTはVO2maxに近づいていく。しかしVO2maxは成人になると上がりにくくなり、また年次で継続的に伸ばすことが難しいので、成人のロードレーサーのLTがVO2max近くまで上がってしまうと、もうそこからの大きな伸び代は期待できない。しかし仮にまだ体脂肪率がそこそこある場合は、減量し脂肪だけ落とすことができれば相対的にVO2maxは上がる。
そしてもしその減量後の体重を維持できたならば、そのVO2maxはその後も(年齢と共に少しずつ低下はするものの)以前より高いレベルで維持できる。これはシーズン中にトレーニングをしてVO2maxが上がったとしても、オフシーズンにまた元のレベルに戻ってしまうのと対照的だ。
本気でロードレースに取り組んでいると、「もうこの辺りが限界かも知れない」と思う時がある。しかし本当に自分の潜在能力まで使い切っているかは、VO2max・LT・体脂肪率を正確に調べないとわからない。VO2max≒LTで体脂肪率3%という人がいれば、確かにもう限界かも知れない。しかし体重66s・体脂肪率が15%である場合は、仮に体重を60sまで落とせれば、VO2maxは10%上昇する。
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