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速くなるためのヒント         

もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから(ほぼ)毎日紹介します。


◆レースで戦える身体をつくるには、高強度のトレーニングのときにきっちり追い込むことがもっとも重要 2011.09.10
出展:阿部良之さん 分類:トレーニング

1週間の練習の基本的な流れは、まず足が一番元気な初日に高強度・短時間の練習を行い、2日目に中強度・やや長時間練習、3日目に低強度・長時間のベーストレーニングを行い、4日目に休息を取るというのがワンセットになる。特に重要なのが、高強度の練習を行う初日で、神経筋パワー(10〜20秒程度のスプリント)や無酸素運動容量(1〜2分の高出力インターバル)やVO2max(3〜8分走)の能力を伸ばすのに必要なだけの負荷がかかるようにしっかり追い込むこと。これがレースで戦える身体を作る上でもっとも重要になる。

体に疲れが残っていて目標のワットをどうしても出せないのであれば、完全休養を取るなどしてきっちり追い込める状態にした上で、改めて高強度の練習に取り組んだ方が効果的と言える。疲れた体に鞭打って歯を食いしばって練習しても、鍛えたいと思っているエネルギー系に刺激を加えるのに必要なだけの負荷が体にかかっていなければ、狙った効果は得られない可能性が高い。これは特に高強度トレーニング(いわゆるソリア)について言える。



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