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パワープロフィールの使い方

■パワープロフィールの使い方
パワープロフィールを作成すると、4種類の運動の継続時間でのあなたの実力がわかります。4種類に分けてあるのは、それぞれのエネルギー供給源が異なるからです。人間の体にはいくつものエネルギー供給源がしこまれており、運動強度によってそれぞれの供給回路が作動します。この能力には個人差があり、これが脚質につながっているわけです。
つまり、パワープロフィールを作ると、あなたのどのエネルギー供給能力が優れているか、逆にまだ足りないかがわかるわけです。

4つの主要なエネルギー系について説明すると以下のようになります。
運動生理学用語なので、言葉自体が難しいのは困りものですが、それぞれが意味するところは実は簡単です。

5秒:神経筋パワー…いわゆる瞬発力の優劣がわかります。
          スプリントの時に必要な力です。

1分:無酸素運動容量…比較的大きなパワーを出し続ける能力です。
           1〜2分程度続く上り坂でのアタックなどの時に必要な力です。
           良く言われる無酸素運動というやつです。
           
5分:VO2max…全身持久力の目安となるレベルです。
(最大酸素摂取量)いわゆる有酸素運動の限界値がこのレベルです。
         勝負所で振るいかけがかかった時に耐えるのに必要な力です。

20分:機能的作業閾値(FTP)…長時間出し続けることができるパワーの上限です。
           これが高ければ、集団から千切れたりレースでDNF*になることはまずないでしょう。
           ヒルクライムやTTではFTPの高さが勝敗を分ける最重要ポイントになります。
           (ヒルクライムの場合は体重の多寡も大きく影響します)

           *DNF:完走できないこと

もしあなたのパワープロフィールが、5秒はUCIコンチネンタルチームレベルであったのに、1分はカテゴリー1、5分と20分がカテゴリー2であれば、瞬発力が優れている「スプリンター」タイプだとわかります。

これが逆に20分はカテゴリー1であるものの、5秒はカテゴリー3…となると、持久力に優れているもののスプリントなどは苦手なクライマー系だとわかります。

大雑把に分けると、短い持続時間でのレベルが高く長い持続時間が苦手な場合は「スプリンター」で逆が「クライマー」です。どれも同じくらいのレベルであれば「オールラウンダー」です。


ただし、ここで注意が必要なのは、一般的に初心者や今まで特別な能力を磨いてこなかった人は、オールラウンダー型になるということです。オールラウンダーと言うと聞こえは良いのですが、どのレベルも高次元でバランスしている真のオールラウンダーというのはほとんどいないので、ある意味、自分の強みを磨けておらず勝負の決め手になる武器がない状態とも言えます。その意味では、オールラウンダーに該当した人は、まずは目標としているレースで勝つには持久力と瞬発力のどちらが必要になるかをよく考えてみましょう。それがわかれば、必要な能力を磨くのに特化した練習を行い、ここぞと言う時の必殺技(ある特定の持続時間で高出力を出せる能力)を身に着けるようにすれば、レースで勝てる可能性が高まります。

色々書きましたが、自分の得意分野や苦手分野を踏まえて、レースに勝つためにはどうすればいいかを考える、その第一歩がこのパワープロフィールというわけです。

パワープロフィールに関するもっと詳しい説明は、9月末発売予定のパワー トレーニング バイブルにありますので、楽しみにして下さい!

 関連記事CYCLINGTIME.comパワー・ウェイトレシオに関する解説へのリンク



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