『パワー・トレーニング・バイブル』を120%活用してみなさんがもっと速くなれるように、わかりやすくパワー・トレーニングについて説明します。
◆パワー・トレーニングを行うメリットのまとめ 2011.12.20
これまでパワー・トレーニングを行うメリットについてひとつひとつ説明してきましたが、一通り説明し終わりましたので、簡単にまとめておきたいと思います。
【パワー・トレーニングを行うメリット】
1.体力や実力をワットという客観的な数字で把握できます
@パワーが高ければ他の条件が同じの場合、より速く走れるといえます
A体力の変化が正確にわかります(スピードや心拍数では難しいのが実情です)
Bレースのデータから自分の能力の限界がわかります
C「パワー・プロフィール」と「疲労プロフィール」から自分の強み弱みがはっきりわかります
2.チームメイトやコーチとのコミュニケーションがよくなり練習効率がよくなります
@パワー・データを使えばコーチは最適な練習メニュを作り選手に明確に伝えることができます
Aコーチはパワー・データから選手の練習状況や調子をかなり正確に把握することができます
Bパワー・プロフィールを使えばチームで誰がいちばん実力があるかわかります
Cパワー・プロフィールを使えば自分と他の人の実力差を客観的に確認することができます
3.適切に目標を設定し重点課題に集中して練習できます(含むその他メリット)
@パワーを基準にすれば狙ったポイント(体のシステム)に正確に負荷をかけることができます
ATSSを使えば適切にトレーニング負荷を管理できます(かなり正確にピーク調整できます)
Bパワー・メーターを使ってポジションを直し空気抵抗と必要パワーを減らすことができます
CTT・ヒルクライム・ロードレースでペーシングに活用しパフォーマンスを最大化できます
D仕事量(kj)≒消費カロリー(kcal)なのでカロリー・コントロールに活用できます
4.1〜3が組み合わされば体力は着実に向上し、自己ベストを更新できるでしょう!
こうやって見るとパワー・トレーニングのメリットはじつにたくさんありますね。
しかしパワー・トレーニングは本格的に普及し始めてからまだたったの10年程度です。
「パワー・データを使ったVO2maxの推定方法」
「パワー・データを使った速筋・遅筋比率の推定方法」
「練習効率の高い短時間・高強度の練習メニューとトレーニングプログラム」
「ペダリング効率の測定」
など現在でもパワー・データの活用方法の研究がどんどん進んでおり、新しいトレーニング方法や機材も次々と開発されています。それに伴って、ここに書いた内容よりももっと多くのメリットが出てくる可能性が高いでしょう。
強くなるためには「きつい練習をしなければならない」というトレーニングの原則は、昔から何も変わっていません。しかしパワー・トレーニングの方法を理解・習得すれば、より「効率的」に強く・速くなれるチャンスがあります
「パワー・トレーニングは難しそう」
そう思っている方も多いかも知れません。それは今まであまり情報が多くなかったからだけであって、実際にやってみたり、原理や理屈さえわかってしまえばあっけないくらい簡単です。これから少しずつ、わかりやすく説明していきますので、ぜひ練習やレースにご活用ください。
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