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速くなるためのヒント         

もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから(ほぼ)毎日紹介します。

◆一流プロと体組成を比較 マーク・カベンディッシュ 2011.12.26
参考URL:ウィキペディア→リンク(日本語) リンク(英語)
     REAL TRIATHLON http://www.geocities.jp/resultri/crankcho/physique.html

一流プロとの体組成比較シリーズの第5弾、今回は圧倒的なスプリント力から「マン島超特急」との異名をもつ現在世界最強のスプリンターの一人であるマーク・カベンディッシュ(Mark Cavendish)との体組成比較シートを紹介する。

以下のExcelシートに身長・体重・体脂肪率を入力すると、入力身長と同数値で換算したカベンディッシュの体組成と比較できる(カベンディッシュの体脂肪率は不明であるためトップ選手の平均値5%を使用・また体組成を精緻に比較するには筋肉量や骨重量データが必要になるのであくまで参考値)。

【カベンディッシュとの体組成比較シート】→リンク

カベンディッシュの特徴は、BMIが22.5と欧州プロ・ロードレーサーの平均値21.1よりも1.4高い点だ。身長は175㎝と欧州プロ・ロードレーサーの平均身長180.22㎝よりも約5㎝程度低いが、豊富な筋肉量が爆発的なスプリント力を支えていることが伺われる。

意外なのはアームストロングのBMI(22.7)と比較すると、カベンディッシュのBMIの方が-0.2低いという点だ。カベンディッシュよりBMIが高いアームストロングが「登りも得意とするオールラウンダー」であり、アームストロングよりBMIが低いカベンディッシュは「登りが苦手なピュア・スプリンター」であるというのは興味深い。

カベンディッシュの身体能力に関するデータが確認できないため推測の域をでないものの「カベンディッシュの筋肉の付き方がよりスプリントに特化したものであること」「体脂肪率に差があること(アームストロングの体脂肪率はひじょうに低い)」「カベンディッシュの方が速筋繊維の比率が高いこと」「有酸素能力に大きな差があること(アームストロングの有酸素能力が驚異的に高い)」といったことが影響していると推測される

【ツール・ド・フランス2011 第21ステージのゴール・スプリント動画】



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ツール・ド・フランス2009 第21ステージのゴール・スプリント動画(YouTube)→リンク

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