もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから(ほぼ)毎日紹介します。
◆短時間しか練習できない人が行ってはいけない練習 2011.12.04
参考文献:Jesper Bondo Medhus, MD・
『Time Effective Cycling Training』・P12~13・e-book
自転車・ロードバイクの練習方法にはさまざまな方法がある。どの方法で練習するべきかは、その人の「目標」「今までの経験」「現在の体力」「練習に割ける時間」「使えるお金」など多くの「要素」や「制約事項」によって大きく変わってくる。優秀なコーチに指導を受けられるのであれば、こういったことで悩む必要はほとんどないが、そんな恵まれた環境にいる人はまれだろう。ほとんどのホビー・レーサーは、自分で「トレーニング方法の特性」「期待できる効果」などを学び、その中からベストと言えるものを選ばなくてはいけない。そのさいに、いちばん考慮すべきは「練習時間をどれだけ確保できるか」だ。
短時間しか練習できないビジネスマン・ロードレーサーと、生活のほとんどの時間を練習やレースに割くことができるプロでは、練習内容はおのずとかなりちがってくる。
短時間しか練習できなくてもロード・レースで上位に食い込みたいと思うのであれば、いかに練習効率を上げるかということに集中しなくてはいけない。そのためには、短時間でやってもプラスの練習効果が少ないものは行わないようにすべきだろう。
具体的には、以下の3つだ。
1.回復走
2.LSD
3.(低強度での)グループ・ライド(付き合いでの走行)
これらの低強度の運動は、短時間(例:1週間で6時間)しか練習できない場合にわざわざ時間を割いて行ってもパフォーマンスの向上はほとんど期待できない。時間のない人は「短時間・高強度(VO2max~LT下辺り)」のトレーニングを重点的に行うことがパフォーマンス向上の「鍵」となる。
本来、ロード・レースのパフォーマンスは練習時間や距離といった「練習量」との相関関係が高いことが知られている。短時間しか練習できないということは、「練習量」で相当ハンデがあることには間違いないのだが、「練習の質」を上げることでそのハンデを少しでも埋めることができる。
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