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◆無酸素運動をしてから有酸素運動をすると脂肪燃焼効果が高い 2011.11.26
参考文献:石井直方/谷本道哉 共著・『体脂肪が落ちるトレーニング』・P140, 141・高橋書店
ダイエットを目的にトレーニングをする場合、無酸素運動と有酸素運動のどちらを先に行うかの「順序」はきわめて重要だ。
脂肪をエネルギーを変えるには、体脂肪が分解して血液中に送り出される「分解」と、それを筋肉が利用してエネルギーを出す「燃焼」という2段階のステップが必要になる。
筋トレのような無酸素運動をしてからLSDのような有酸素運動を行うと、体脂肪が分解して血液中に送り出される量が大幅に増えるので、脂肪燃焼効果がひじょうに高くなる(逆に有酸素運動をしてから無酸素運動をしても、脂肪燃焼効果にはほとんど影響がない)。冬の間に筋トレで筋肉増量を図りつつLSDで体脂肪を落としたい場合は、「筋トレ」→「有酸素運動」の順でトレーニングを行うと高い効果が期待できる。
しかしLSDの主要目標が、「毛細血管の発達させる」などの「有酸素運動能力の向上」の場合は、無酸素運動を先に行うことでむしろその効果が薄まるリスクがある*ので、その点は注意が必要だ(上の方法は、LSDをあくまで『ダイエットの手段』と割り切った時に有効な方法)。
*筋トレなどで急激に心拍数が上がると、血液は太い血管を中心に流れるようになり、毛細血管の末端にまで血液が流れなくなる。この傾向は筋トレをやめた後でも継続するので、「末梢毛細血管にジワジワ圧力をかけて全身をめぐる血液量を増加させる」というLSDの効果は期待できなくなる。
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