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◆ヒルクライム(峠)のタイムとパワー予測シート 2012.03.06
ヒルクライムの場合、体重や機材の重量が同じでよほど風が強くない限りは、パワーが高いほどタイムが短縮する。これは、パワーを縦軸に・タイムを横軸にしたグラフにこれらのデータを落とし込んでみるとほぼ直線関係になることからも確かめられる。今回はこのパワーとタイムの直線関係を利用した、「ヒルクライム(峠)のタイムとパワー予測シート」を作成したので紹介する。
以下のリンク先のエクセルシートに同じ峠の過去のデーター(タイムとパワー)を入力するとグラフが自動作成され、パワーとタイムの関係を示す直線を表す数式が右下に表示される。この数式の中の2つの数字を所定のセルに入力すれば、「目標タイムを出すために必要なパワー」や「あるパワーを出せた場合のタイム」をかんたんに推定することができる。
【ヒルクライム(峠)のタイムとパワー予測シート】→
リンク
具体的な活用方法としては、例えば、乗鞍ヒルクライムのパワー・データが2~3年分あれば、それを利用することで「今年の乗鞍で65分切りをするのに必要なパワー」を推定することができる。また「目標パワーが出せた場合、いつもの峠でどのくらいのタイムが出るのかを推測する」といった使い方もあるだろう。
【注意点】
・最低2種類の別のデータが必要
・使用するデータは、同じ峠の同じ区間(距離)のデータとする
・体重や機材の重量が大幅に違う場合や、かなり風が強かった場合のデータは除いた方が無難
【その他】
・ファイル形式は、Excel97-2003 ブック(Windows版)。
・Excel2010での動作確認済。
・旧バージョンのExcelで、グラフ上に直線のグラフや数式が表示されない場合は、別途「タイム」と「パワー」を
回帰分析しその結果の項目から必要な数値をExcelシート上のそれぞれのセルに入力する。
<回帰分析の概要の項目> <Excelシート上の入力セル>
「切片」の「係数」 ■②「y切片」
「X値1」の「係数」 ■②「係数a」
*「X値」1はExcelのバージョンによって「説明変数x」など異なる名称で表示される場合もあるが、要は「1次方程式のxの係数aのこと
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