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ダイエットのツボ
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このページでは、ダイエットに役立つ知識や手法などを書籍・雑誌などから紹介します。
◆「太りやすい」「太りにくい」に大きく影響する肥満遺伝子
2011.12.09
参考文献:スポーツ遺伝子テストベーシック3・UCP2テスト結果・
株式会社スポーツスタイル
参考URL:石井直方のPhysical Training
http://www.webleague.net/information/coach/qandadet.php?qandaid=371&teachid=3
世の中には「いくら食べても太らない」といううらやましい人もいれば、「少し食べただけで太ってしまう」という人もいる。この「太りやすさ」に大きく影響するものとして注目されているのが、UCP(ミトコンドリア脱共役タンパク質)と呼ばれるタンパク質だ。
このUCPは冬眠する動物の脂肪組織(褐色細胞)でみつかったもので、脂肪や炭水化物のもつエネルギーを熱として放出するという性質がある。これは冬眠中に体温を保持するために重要な役割を担っていると考えられている。
冬眠と関係ない人間の「白色脂肪」にもUCPと同様の性質をもつタンパク質「UCP-2」が存在する。UCP-2は、遺伝子レベルで見ると3種類の組み合わせがあり、それぞれの組み合わせ毎に運動中のエネルギー効率や肥満との関係が異なることがわかってきた。
具体的にはUCP-2には以下の3種類がある。
【UCP-2の種類】
VVタイプ:エネルギー消費効率が良い。運動時にエネルギー消費が少なくて済むものの太りやすい傾向がある。ロード・レースなど持久系のスポーツに向いている。
AAタイプ:エネルギー消費効率が悪い。エネルギーの消費量が多いので太りにくい傾向がある。瞬発力が必要とされるスポーツに向いている。ロード・レースなど持久系スポーツを行う際は、より多くの補給食を口にする必要がある。
VAタイプ:エネルギー効率は中間レベル。人によってVVタイプかAAタイプに偏ることがあるので、自分がどちらのタイプか把握したうえでカロリー・コントロールしたほうがよい。
つまりUCP-2の遺伝子型が異なれば、同じカロリーを摂取して同じような運動をしても体重の増減に大きな差が出る可能性があるということだ。この遺伝子と肥満の関係は、今後さらに研究が進めば、ダイエットに有効な情報が出てくるかもしれない興味深い研究分野といえる。
なお自分のUCP-2の遺伝子型がどのタイプかは、株式会社スポーツスタイルの「スポーツ遺伝子テスト」で調べることができる(有料)。
スポーツ遺伝子テスト→
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